モブの大きさを変更するコマンドがJava版ver1.20.5より追加予定です。
このコマンドは、プレイヤーやモブを巨大化したりミニサイズにすることが可能です。
今回はそのコマンドの構文と使用例について解説します。
現時点で統合版は非対応であり、Java版ver1.20.5(後日配信予定)対応となっています。
コマンドの構文
ゲームの種類 | コマンドの構文 |
---|---|
Java版 | /attribute [対象] minecraft:generic.scale base set [サイズ] |
統合版 | なし |
[対象]について
大きさを変更したいモブやプレイヤーを単体で指定できます。複数の対象を指定することはできません。
プレイヤー名かターゲットセレクターを入力しましょう。
一般的なターゲットセレクターは以下の通りです。
種類 | 説明 |
---|---|
@p | 最も近いプレイヤー |
@r | ランダムなプレイヤー |
@a | すべてのプレイヤー |
@e | すべてのエンティティ |
@s | コマンドを実行したエンティティ |
@sについて、例えばコマンドブロックがコマンドを実行したとすると、@sの対象は「コマンドブロック」になります。
また、エンティティはプレイヤー、モブ、ドロップしたアイテム、トロッコ、ボートなどを指します。
[サイズ]について
指定したモブやプレイヤーの大きさを数値によって変更することができます。
この数値は倍率を表していて、2と入力した場合は元の大きさの2倍、3の場合は元の3倍に変更されます。
元のサイズは1倍で、最小0.0625倍、最大64倍となっています。
例えば0を入力すると0.0625に、100と入力すると64になります。
使用例
使用例をいくつか紹介します。すべてコピペして使用できます。
プレイヤーの大きさを10倍にする
「/attribute @s minecraft:generic.scale base set 10」を実行することで、プレイヤーが元のサイズの10倍に変更されます。
このとき視点も通常の10倍の高さになるため、ブロックの設置が困難になります。
ランダムなプレイヤーを最小にする
「/attribute @r minecraft:generic.scale base set 0」を実行することで、ワールドに参加しているプレイヤーの中からランダムで1人を元のサイズの最小倍率に変更します。
すべてのモブの大きさを半分にする
「/execute as @e[type=!minecraft:player] at @s run attribute @s minecraft:generic.scale base set 0.5」を実行することで、すべてのモブが元のサイズの半分(1/2倍)に変更されます。
注意点
複数の対象を指定できない
このコマンドは複数の対象を指定することができず、1つのコマンドの実行により変更できるモブの数は1体のみです。
ただし、/executeコマンドと組み合わせることで疑似的に指定することができます。上記の使用例をご確認ください。
モブの行動について
モブのサイズを変更することで当たり判定なども変わりますが、変更されない行動も多くあります。
例えば、クリーパーのサイズを大きくしても爆発範囲は変化しないですし、プレイヤーのサイズを小さくしても移動速度は遅くなりません。
まとめ
モブの大きさを変更するコマンドを紹介しました。
簡単にボスモンスターのような雰囲気を出したり、小さくすることでペットにすることもできるので、覚えておきましょう。
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