【マイクラ】手の届く範囲・ブロック設置距離を変更するコマンドの構文と使用例【Java版】

コマンド

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手の届く範囲・ブロックの設置距離を変更するコマンドがJava版ver1.20.5より追加予定です。

このコマンドによって手の届く距離を伸ばしたり逆に短くしたりすることができます。

今回はそのコマンドの構文と使用例について解説します。

現時点で統合版は非対応であり、Java版ver1.20.5(後日配信予定)のみ対応しています。

こちらの記事はスナップショット23w51bを参考にして執筆しているため、内容が一部変更される場合があります。

コマンドの構文と解説

構文

手の届く範囲の変更

トロッコやボートに乗ったり、モブに攻撃する範囲を変更することができます。

ゲームの種類コマンドの構文
Java版/attribute [対象のプレイヤー] minecraft:player.entity_interaction_range base set [数値]
統合版なし
正確には「エンティティの操作範囲」を変更します。上記の例以外では、動物への餌やり、村人との交易などがあります。

ブロック設置距離の変更

ブロックの設置・破壊、機能的ブロックの使用範囲を変更することができます。

ゲームの種類コマンドの構文
Java版/attribute [対象のプレイヤー] minecraft:player.block_interaction_range base set [数値]
統合版なし
スポーンエッグの使用やTNTの着火なども含まれます。

解説

[対象のプレイヤー]について

手の届く範囲やブロックの設置距離を変更したいプレイヤーを単体で指定できます。複数の対象を指定することはできません

プレイヤー名かターゲットセレクターを入力しましょう。

一般的なターゲットセレクターは以下の通りです。

種類説明
@p最も近いプレイヤー
@rランダムなプレイヤー
@aすべてのプレイヤー
@eすべてのエンティティ
@sコマンドを実行したエンティティ

対象となるのは単体のプレイヤーのみであるため、@e、@aなどのターゲットセレクターは使用できません。

@sについて、例えばコマンドブロックがコマンドを実行したとすると、@sの対象は「コマンドブロック」になります(今回は無関係)。

また、エンティティはプレイヤー、モブ、ドロップしたアイテム、トロッコ、ボートなどを指します。

[数値]について

指定したプレイヤーの手の届く範囲やブロックの設置距離を数値によって変更することができます。

この数値はブロックやエンティティまでの距離を表していますが、厳密には少し異なっています。

初期値・最大値・最小値も含めて表にまとめましたので、ご覧ください。

数値ブロック設置距離手の届く範囲
内容ブロックの設置・破壊、機能的ブロックの使用範囲トロッコやボートに乗ったり、モブに攻撃する範囲
初期値4.53
最大値6464
最小値00
実際の距離入力した数値+0.5入力した数値+2

使用例

使用例をいくつか紹介します。すべてコピペして使用できます。

自分のブロック設置距離を10にする

/attribute @s player.block_interaction_range base set 9.5

を実行することで、ブロックの設置(破壊・使用)距離を10ブロックに変更します

例えば、黄色の羊毛の位置からチェストを開くことができます。

自分の手の届く範囲を最小にする

/attribute @s minecraft:player.entity_interaction_range base set 64

を実行することで手の届く範囲を最大に変更します

“最大” = 最大値+2 = 66ブロックとなります。

全プレイヤーのブロック設置距離を10にする

/execute as @e at @s run attribute @s player.block_interaction_range base set 9.5

を実行することで、すべてのモブが元のサイズの半分(1/2倍)に変更されます

通常、このコマンドでは複数指定が不可能となっていますが、/executeコマンドと組み合わせることで疑似的に可能にしています。

注意点

複数の対象を指定できない

このコマンドは複数の対象を指定することができず、1つのコマンドの実行により変更できるモブの数は1体のみです。

つまり、@eなどの複数指定のターゲットセレクターは使用できません

ただし、/executeコマンドと組み合わせることで疑似的に指定することができます。上記の使用例をご確認ください。

数値は大きくしすぎない

ブロック設置距離の数値を大きくしすぎてしまうと、気づかないうちに遠方にブロックが設置されてしまったり、他の建築物などを壊してしまう場合があるため、注意しましょう。

例えば30ブロックに設定した状態で何か建築している時、30ブロック先の状況を理解することは困難です。そのため気づかないうちに他の建物を壊してしまったり、変なブロックを設置していることがります。

まとめ

手の届く範囲・ブロックの設置距離を変更するコマンドを紹介しました。

建築したり広範囲にブロックを設置する際に便利なので、覚えておきましょう。

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