tickコマンドとは、時間の流れを速く・遅くしたり、時間を停止することができるコマンドです。
さらに、時間を止めている時に指定した時間だけ進めたり、現在のティック速度の確認もできます。
そこで今回は、tickコマンドについて以下のことを分かりやすく解説します。
- tickコマンドの構文をすべて解説
- tickコマンドの使用例(コピー機能付き)
- tickコマンドのよくある質問
この記事を読むことで、時を止めたり、スピードを速める方法がすべてわかるようになります。
このコマンドはワールド全体に影響を与えるコマンドのため不具合が発生する場合があります。
そういったリスクを踏まえた上で、自己責任で実行するようお願いします。
tickコマンドの構文
tickコマンドの構文は複数あるため、それぞれ解説します。
プレイヤー以外の全てを停止(解除)
プレイヤー以外の全てを停止(解除)する構文は以下の通りです。
このコマンドを実行した瞬間に、モブやアイテム、植物の成長、その他細かいアニメーションがすべて静止します。実際に実行した方が理解しやすいと思うので画像を載せます。めちゃくちゃです。

時間の進み方をスロー/倍速にする
時間の進み方を遅く・早くするコマンドの構文は以下の通りです。
<ティック速度>で進行速度を決定します。ティック速度の最大値・最小値・デフォルト値は以下の通りです。
- 最大値:10000
- 最小値:1
- デフォルト値:20
マイクラの世界では1秒間に20ティック進むので、例えば「/tick rate 40」を実行するとマイクラの世界が2倍速になります。
ティック速度を20未満にすると、プレイヤーの行動もそれに伴って遅くなりますが、20以上の場合は変化しない仕様になっています。
(指定したティック速度) ÷ 20 = 〇倍速
指定したティック速度が40の場合は40÷20=2となるので、2倍速で時が進みます。
時間の進行速度・停止状態を確認
時間の進行速度・停止状態を確認するコマンドの構文は以下の通りです。
実行すると、現在のティック速度とワールドの停止(freeze)状態を表示します。
ワールドが停止している場合は「ゲームを停止しました」、通常通り進行している場合は「ゲームの実行を通常通りに戻しました」と表示されます。

時間の進行速度を変更していない場合は、20と表示されます。
マイクラの世界が1秒間に20ティック進んでいるためです。
指定したティック数だけ時間を進行
指定したティックだけ時間を進めるコマンドの構文は以下の通りです。
実行すると、指定したティック時間だけ時間を進めてから世界を停止(/tick freeze と同等)します。このコマンドはすでに時間が停止(freeze)しているときのみ実行可能です。
ティック時間を大きくしすぎると、処理が間に合わずゲームが停止する場合があります。そのような場合は以下のコマンドにより/tick stepを強制停止させましょう。
ティック時間は数値だけでなく、1s(1秒=20ティック)、1d(1日=24000ティック)も使用可能です。
tickコマンドの使用例
【/tick rate】時間の流れを半分に遅くする
下記のコマンドを実行することで、マイクラでの時間の流れが1/2倍速になります。
プレイヤー自身も影響を受け、移動したり落下したりする速度なども1/2倍速になります。
【/tick rate】時間の流れを10倍速にする
下記のコマンドを実行することで、マイクラでの時間の流れが10倍速になります。
倍速の場合プレイヤーはコマンドの影響を受けず、通常通りの速度になります。
【/tick freeze・unfreeze・query】時間の停止・解除・確認
下記のコマンドを実行することで、時間を停止します。
停止を解除する場合は/tick unfreeze、停止状態を確認する場合は/tick queryを実行しましょう。
【/tick step】ゲーム内時間で1日進める
下記のコマンドを実行することで、ゲーム内時間で1日分(24000ティック)進めます。
「一時的なティック処理を行うには、まずゲームをフリーズさせてください」と表示された場合は、先に/tick freezeを実行しておきましょう。
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